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日本代表 6年前

アジアカップ準決勝、柴崎岳の“リベンジ”。本田圭佑の金言から3年、見せたい進化の跡

日本代表は26日、AFCアジアカップ2019準決勝・イラン代表戦に向けて練習を行った。相手は攻守に絶好調のアジア最強チーム。しかし、柴崎岳はイランについて「穴はゼロではない」と、付け入る隙があると言う。背番号7は森保ジャパンを決勝進出に導くパフォーマンスを見せることができるだろうか。(取材・文:元川悦子【UAE】)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

イランは誰もが認めるアジア最強チーム

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柴崎岳【写真:Getty Images】

「2019年アジアカップの事実上の決勝戦」とも評される28日の日本対イラン戦が2日後に迫ってきた。26日朝まで準々決勝・ベトナム戦の地・ドバイに滞在していた日本代表は、同日午前中に次戦の会場であるアルアインへ移動。夕方から大一番に向けた調整を行った。

 ところが、前日まで元気そうにボールを蹴っていた槙野智章が体調不良を訴えて欠席。チームと別に移動して、静養に努めた。日本代表広報担当者は「様子を見て、病院へ行くかどうかを判断する」と説明したが、イラン戦出場に黄信号が灯っても不思議はない。

 今大会の日本は開幕前の中島翔哉と守田英正の負傷離脱、遠藤航の発熱などトラブルが続き、開幕後も青山敏弘が右ひざ負傷で帰国を強いられるなど数々の困難に見舞われてきた。そして、この終盤に来て、今度は槙野だ。果たして森保一監督が難局をどう乗り越えるのか。今こそチームの底力が試される時だろう。

 FIFAランク29位のイランは誰もが認めるアジア最強チーム。長友佑都も「イランは世界の強豪とやってもそこそこ戦える。(ロシア)ワールドカップで示したようにモロッコに勝って、スペインをあれだけ苦しめて、ポルトガルにも引き分けた。しかも守備が本当に硬い。こういうチームとやるのは楽しみだし、新しい日本代表にどのくらいの価値があるのか。ホントに真価が問われる」と語気を強めていた。

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