中国代表を去るマルチェロ・リッピ監督【写真:Getty Images】
AFCアジアカップ2019で準々決勝敗退に終わった中国代表は、試合後にマルチェロ・リッピ監督が退任を表明した。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトなどが伝えている。
中国代表は現地時間24日に行われた準々決勝でイラン代表と対戦。3-0の快勝を収めたイランが勝ち進み、準決勝で日本代表の対戦相手となることが決まった。
以前から今大会終了後の退任が見込まれていたリッピ監督は、契約を延長せず中国を去ることを正式に表明した。「この試合で中国代表との私の契約は終了する。中国ほどの重要な国の重要なチームを率いることができたのは大きな名誉だった」と同監督は述べている。
「中国の成長を助けるため自分のベストを尽くし、ある面ではその目的を果たせたと言えると思う。だがもっと良い形で終えられることを願っていた。こういう形で敗れるのは残念だ」とイラン戦の完敗を悔やんだ。
イタリア代表を2006年ワールドカップ優勝に導くなどの実績を残した世界的名将であるリッピ監督は、2016年に中国代表監督に就任。今大会はグループステージを韓国に次ぐ2位で通過し、決勝トーナメント1回戦ではタイを下して8強へ進んだ。中国代表がアジアカップの決勝トーナメントで勝利を挙げたのは自国開催で準優勝した2004年以来4大会ぶりだった。
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