広島(4位)vs浦和(9位)
西川の移籍により注目の集まる一戦。ともに守護神が変わったことに対する変化をチームの特色であるパスの視点から考察したい。表を見ると、両チームともロングキックで差が表れている。
広島の林は昨季の西川と比べると、成功率では見劣りしないものの、正確なつなぎを求められる中でリスクの高いロングパスは少なめ。一方、西川は昨季の加藤と比較してパスの数そのものは大幅な変化がないが、「質」の部分で上回っている。
浦和は2試合を終えた時点でGKのロングパスを生かした得点こそないが、このプラスの変化を活用できれば、堅守を誇る王者の牙城を崩せるだろう。
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