ベトナム戦はどのようなゲームになる?
決勝トーナメント1回戦では数字に大きな注目が集まった。サウジアラビアと対戦した日本のポゼッション率は23.7%。相手にボールを握られ続け、カウンターを仕掛けても追加点に繋がるようなチャンスは作れなかった。
それでも、準々決勝進出を果たしたのは森保ジャパン。セットプレーから奪った1点を手堅く守り、試合を終わらせた。相手の特徴を見極めて臨機応変に戦った結果と言えるだろう。大会を勝ち抜くにはこのような戦い方も必要。長い目で見てもサウジアラビア戦は自信を得られるゲームだった。
ただし、ベトナム戦は同じような展開にはならないと思われる。サウジアラビアはボールを持ちたいチームだったが、東南アジアの新勢力は堅守速攻型。日本がボールを持つ時間が長くなることが予想される。直近の試合とは異なるタイプのチームとの対戦に向け、森保一監督はどのようなメンバーを先発に選ぶだろうか。
GKは今回も権田修一がスタメンに名を連ねるのではないか。グループリーグ最終節のウズベキスタン代表戦ではカウンターから失点を喫した。DFの対応が良くなかったのは確かだが、最終ラインとのコミュニケーションも含め集中して戦いたい。
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