青山敏弘【写真:田中伸弥】
【日本 1-0 サウジアラビア AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦】
日本代表は21日、 AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアに1-0で勝利した。チームはベスト8進出を果たしたが、日本サッカー協会(JFA)はMF青山敏弘の離脱を発表した。
青山は17日に行われたウズベキスタン代表戦でフル出場するも右膝に違和感を覚え別調整が続いていた。
「今日の試合もすごくいい試合をしてくれて。自分が離脱したことでみんなに気を使わせてしまって、足を引っ張らないか、すごく不安だったんですけどね。こういう気持ちに応えてくれたというか、僕に元気をくれる戦いをしてくれて、みんなに感謝しています」と試合後に心境を語った。
続けて「自分の決勝戦は早いですけど今日だったわけで、その想いはチームにも伝えたし、勝てたことはほんと素直にみんなに喜んでもらって、喜びあえてよかったと思う。監督もね、ケガしてずっと監督自身も責任を背負っていたし、その分、勝たないといけないっていうふうにと言ってくれたので、まあ今日勝ってくれてよかったです」と話した。
「今日勝って、一緒に喜べたことに感謝したいし、みんなの目標はまだ先なので、それに向けて。自分もほんと、決勝一緒に戦えることをイメージしてこの大会に挑んでいたので、それはできないけど、チームには決勝で勝って欲しい、目標を達成してほしい」と青山はチームメイトにエールを送っている。
なお青山は今後、所属するサンフレッチェ広島がキャンプを行うタイへ向かい、クラブでメディカルスタッフの診察を受ける。正式な診断結果はクラブから発表される予定だ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】