【日本 1-0 サウジアラビア AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦】
　
　日本代表は21日、 AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアに1-0で勝利した。

　フル出場を果たした酒井宏樹は試合前からサウジアラビアがボール支配で上回る事を予想していたようで「状況によって少しずつみんなでポジションを変えていくっていうのがよかったかなと思います。若い選手もいっぱいいましたし、こういう戦いも含めて勝つ、次に進むっていうのはすごい大事だと思うので、勝ち続ければいいと思います」と試合を振り返った。

　一方で「守備に力を注ぎすぎてカウンターの時に疲れてたので。あれは前が悪いんじゃなくて、僕らがちょっと下げすぎた部分もあったし、もちろん試合中なんでちょっと難しい部分はあると思うんですよ。守れてたんでね、うまく守れてたし、1-0だったんで、このままいきたいって気持ちもあったし」と攻撃面での修正点を口にしている。

　決勝点のセットプレーに関して酒井は「細かいところですけど、そこがやっぱ勝利を分けるので。そういう勝負の世界にみんな身を置いてますし、それですごく涙を飲んできた部分も多くあったと思うので、そこだけはしっかり集中しようと、疲れてても集中しようってことはよく話し合ってたので、すごくいい時間帯に取ってくれましたね」と練習の成果を強調した。

「欲を言えば完璧を目指すのであればもっと修正するところはあったかなと思います」と語る酒井はチームの更なる連携向上を図り2大会ぶりのアジアの頂点を目指す。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

【了】