堂安律【写真:Getty Images】
【日本 1-0 サウジアラビア AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦】
日本代表は21日、 AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアに1-0で勝利した。
堂安律は試合後「やっぱいいチームでした」と語る一方で「個人の能力は高かったですけど、ただ突破力があるかっていったらそういう選手がいなかったんで、ただ韓国、イラン、オーストラリアの選手になると、ああいう基本的なポゼッションしながらラストに強力な選手がいるって状況になるともう少し難しくなると思う」とサウジアラビアの印象について話した。
この日のボール支配率は「23対77」とサウジアラビアに圧倒的にキープされた。「予想以上の守備の量」と話す堂安だが「まあ苦しいっていう感じではなかったですけど、前半守備の時間が多くて、ただ、体の感じがよかったので、今日は守備で走るなってのは感じてた」と思った以上に支配されている感覚はなかったようだ。
続けて「僕たちからすると、持たしてるって言うか、相手に中盤の選手がディフェンスラインに何人も下がるので、正直、前の選手が5対3とか5対2になるのは仕方ないですし、うーん、まあでもペナルティエリアに入られて怖かったシーンがあったかっていったら、ホントにラストの何分かでしたし、そういう意味ではホントに守備で言えばよかったと思ってます」と手ごたえを感じていたようだ。
攻撃面ではなかなか見せ場を作れなかった堂安。「もう少しキープ出来たらなと思ってますし、僕がトップ下入った時ももう少しタメてあげれたらなっていう感触はあります」「やっぱりボール奪った瞬間にチャンスっていうのは感じてたんで、やっぱ前線4枚の選手はみんなゴールに向かってましたし、そういう意味で少し後ろの選手と前の選手の意思疎通っていうのは少し考えが違った部分はありました」と課題も口にしている。
次は中2日でベトナム戦が控えている。「やっぱりもう少し僕たちがやろうとしているサッカーをしなければいけないとは思ってますし、今日の結果に満足することなく、しっかり改善していきたいと思ってます」と意気込みを語った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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