意志の強さと十分な選手層の厚さを見せた
アジアカップのグループステージを無事に処理し終えたことで、森保一監督は日本代表を率いて8試合を戦い依然として無敗。サムライブルーの指揮官としてますます落ち着きを持てるようになってきたと感じられる。
UAEで開催される大陸選手権に向けて非常に経験の浅いメンバーを選出したことで、50歳の指揮官はその意図を明確に示した。2018年中に行われた親善試合でのメンバー選びを通して示唆していた世代交代を実現に移すという意図だ。
だがUAEでの最初の3試合が示したのは、監督がその変革を実行する上で、今回のタイトルへの挑戦を放棄してはいないという事実だ。
アジアカップは今年から24チームに拡大されており、日本代表がベスト16に進出できることに疑いの余地は全くなかった。グループステージの3試合中2試合で先制点を奪われながらも、チームは意志の強さと十分な選手層の厚さを見せ、月曜日に行われるサウジアラビアとの一戦へと駒を進めた。
負傷した東口順昭を除いた全ての選手がこれまでの試合に出場。ギアを本格的にセカンド以上に入れることもなく勝ち点9ポイント中9ポイントを獲得することに成功している。
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