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森保監督、チームの成長に手応え。次戦の相手サウジは「アジアの中でもトップクラス」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

森保一
日本代表の森保一監督【写真:舩木渉】

 UAEで開催中のAFCアジアカップ2019に出場している日本代表は、現地時間17日に行われたグループステージF組最終節のウズベキスタン戦に勝利を収め、3連勝でグループ首位通過を果たした。一夜明けた18日、森保一監督がこれまでのチームの戦いぶりや今後に向けた展望について語った。

 トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンにいずれも1点差で辛勝を収めたグループステージについて、「3試合全てが難しい試合で厳しい試合でした」と森保監督。「アジアカップはギリギリの戦いをして1試合1試合を制していくということなんだと大会前にも考えていましたが、改めてこの3試合を通して体験することができました」と振り返った。

 厳しい戦いを強いられながらも結果を出してきたことについては、「チームとして共通理解を高めながら、深めながらやってこれたと思います」と満足げな様子。「チーム全体のコンディションも上がっていて、戦術的なコンセプトの理解度も共有できて結果に繋がったということは、また次に向けての自信になるかなと思います」とチーム状態について述べた。

 3試合を通してチームの成長を感じられた部分として、2度の逆転勝利を収めることに繋がったメンタル面を強調した。「先制された時に下を向いてがっくりきたメンタルだと、あの時間帯には逆転できない、同点にすることはできないと思いますし、前半そのまま押し切られて後半難しい展開になるということもあると思います。選手たちがすぐ顔を上げて、切り替えてやり続けてくれることが同点に繋がったと思いますし、後半の逆転に繋がったと思います」

 今後の決勝トーナメントは一発勝負の戦いとなるが、目の前の試合に全力を尽くすという意味では変わらないと森保監督は語る。「基本的には普段から、目の前の一戦に最善の準備を尽くして、まず勝利を目指していくということを考えていますので。選手、スタッフ含めてそれぞれのできることを一つずつやって準備していくということを、これまで通り変わらずにやっていきたいと思います」

 決勝トーナメント1回戦で対戦するサウジアラビアについては、「うまくて、強い(笑)」と印象を述べ、「まだしっかりは見ていないですけど、ワールドカップにも出るような国で、アジアの中でもトップクラスのチームだと思います。相手のことをしっかりと研究して、分析して試合に臨みたいと思っています」と次の一戦への意気込みを示した。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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