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森保監督、スタメン変更はテストにあらず「総合力を示す戦い」。勝負の分かれ目は?

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一
森保一監督【写真:田中伸弥】

【日本 2-1 ウズベキスタン AFCアジアカップ グループリーグ第3節】

 日本代表は17日、AFCアジアカップ2019・グループリーグ第3節でウズベキスタン代表と対戦し、2-1と逆転勝利を収めた。

 森保一監督は「総合力」を強調した。前節からスタメン10人を入れ替えたが、「選手たちが練習から非常にいいパフォーマンスをしていたので、できる限り全員の選手を使いたい」との思いから実行。大幅なメンバー変更はリスクにもなるが指揮官はそう考えず、あくまで「チームとして結果を出そうと考えていた」と言う。そして、「チームのコンディションも、試合勘も決勝トーナメントからさらに続く厳しい戦いに向けて、いい試合になったと思います」と手応えを語った。

 “控え組”が奮闘した格好だが、森保監督は出場機会の少なかった選手のテストとは考えていなかった。「チームとして総合力をもって勝っていくということを示す戦いだったと思っています。選手たちがそこに強い志を持って決勝トーナメントに繋げる、頂点を目指してやっていくということをプレーで示してくれたと思います」と、起用に応えたイレブンをたたえた。

 勝敗の分かれ目については「継続力」を挙げる。

「続けてやっていくことが同点になり、逆転になりということで、1点取られた際にそこで下を向いて頭を止めて足を止めていたら、おそらく失点の直後に同点に追いつくことはできなかったと思いますし、時間帯にしても難しい戦いになっていたと思いますけれども、選手たちがしっかり顔を上げて次の戦いに気持ちを切り替えてやってくれたことが、継続してやってくれたことが後半の逆転につながったと思います」

 グループリーグで多くの選手を起用し、3連勝で首位通過を決めた。苦しみながら得た結果を糧に、優勝へまい進したいところだ。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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