長友佑都【写真:Getty Images】
17日に行われるAFCアジアカップ2019のF組第3節ウズベキスタン代表戦を前に日本代表は15日、アルアインでトレーニングを行った。
練習後、長友佑都は「コミュニケーションというか、この前の試合のことですけどね」と北川航也とのやり取りを明かしたうえで「もっと彼の特徴をたぶん、出せると思うんですよ。Jリーグの清水でいいパフォーマンスを出せて、代表で出せないことはないと思うし、代表はもっとレベルが高いなかで周りの選手もレベルが上がっているなかで、もっと彼を引き出すプレーができるなと思うから。周りとの連動も含めて、彼を見ないといけないなって思いますよね」と語った。
「僕も、間違いなく今のメンタル面、精神面も含めてもっと試合に対して不安を覚えていたし、怖さもあったし。そういう中で(中村)俊さんとか(中澤)佑二さんとかが僕を支えてくれたから、僕の経験からくる、学んだものを彼に伝えたいなっていうところもあって。代表でプレッシャーを背負えることもそうだし、ここで戦えるっていう限られた人しか経験できない環境を楽しんでほしいなっていうことを伝えたいなって思います。」と若い選手に精神的なサポートも行っているようだ。
「だって、(本田)圭佑も岡崎(慎司)も誰よりも失敗していると思うんですよ。でも、誰よりもチャレンジしているし、失敗は多くなるんだけど、そのぶん、上に行ける可能性、確立は高まる。そこを知ってほしいなっていう気持ちがあります」
次節のウズベキスタン戦へ話が変わると「この大会だけじゃなくて、ウズベキスタンというと最終予選で一番じゃないけど、苦しめられたなっていう経験がります。2010年のときも苦しんだし、逆に、よく韓国とすごい戦いをしているという印象があって、力があってフィジカルが強いし、あと、ボールを回せる技術もあるので、その怖さはありますね」と警戒感を見せた。
今大会では原口元気と左サイドでコンビを組んでいる。「もっと高めないといけないなって思います。もっと彼を生かせるし、もっと僕も生きていけるというか、より一層やれると思うし、そこはまだまだ連係のコミュニケーションは高めていくべきだなって思います」と今後に向け更なる改善を誓った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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