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日本代表 6年前

森保監督の伝道師・青山敏弘。アジア杯3戦目、“ピッチ上の指揮官”が担うべき大役

日本代表は14日、AFCアジアカップ・グループリーグ最終節のウズベキスタン戦に向けて練習を行った。すでに決勝トーナメント進出を決めているが、順位は確定していない。今節はメンバーの入れ替えが予想される中、新体制発足時のキャプテン・青山敏弘が担うべき役割とは?(取材・文:元川悦子【UAE】)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「目の前の試合に勝たないといけない」(青山敏弘)

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青山敏弘【写真:Getty Images】

 原口元気(ハノーファー)のPK奪取と長友佑都(ガラタサライ)の「神の手」見逃しという「2つの判定」に助けられ、辛くもオマーンに1-0で勝利し、1次リーグ突破を決めた2019年アジアカップ(UAE)の日本代表。初戦・トルクメニスタン戦(アブダビ)に続く3ポイント獲得で勝ち点を6に乗せたが、現時点では得失点差でウズベキスタンを下回って2位に甘んじている。

 1位通過の条件は、17日のグループ最終戦・ウズベキスタン戦(アルアイン)での勝利だけ。F組2位になれば、21日のラウンド16は2015年大会王者・オーストラリアとの直接対決になってしまう。

 とはいえ、1位になってもラウンド16ではサウジアラビアかカタールと対戦しなければならず、厳しい試合になるのは変わらない。むしろ2位通過の方が準々決勝までアルアイン滞在で、日程的にも緩やかになるため、その方がベターという見方もある。

 けれども、森保一監督の思惑を誰よりもよく理解している青山敏弘(広島)は「目の前の試合に勝たないといけない。チームの歯車というか、流れを絶対に壊したくないんで。2位で行くとそういうのが難しくなってくる」と指揮官の思いを代弁していた。日本はウズベキスタン戦でスタメン大幅入れ替えに踏み切ると見られるだけに、ここまで出場機会のない青山らに奮起が求められるところ。チームの全体の力で勝ち点3をつかみにいくしかない。

 そんなグループ最終戦を3日後に控え、日本代表はアルアイン移動前の14日午前、アブダビで調整を行った。前日のオマーン戦に先発した吉田麻也(サウサンプトン)や長友らは宿舎でクールダウンとなり、残る12人が参加した。右でん部負傷の再発でオマーン戦を欠場した大迫勇也(ブレーメン)と腰を痛めた東口順昭(G大阪)も姿を見せ、大迫はスピードを上げたランニングを実施。次戦は回避すると目されるが、21日のラウンド16は間に合いそうな雲行きだ。東口の方は少し時間がかかりそう。本人も早期回復に努めている様子だ。

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