日本代表の乾貴士【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間9日にアジアカップ2019の初戦を戦い、トルクメニスタン代表に3-2の勝利を収めた。一夜明けた10日、MF乾貴士が前日の試合について振り返った。
負傷により離脱したMF中島翔哉の代役として招集され、ロシアワールドカップ以来の代表復帰を果たした乾。トルクメニスタンとの初戦に出場機会はなかったが、前半に苦しい戦いを強いられたチームメートに対して助言を送り、後半の逆転を影から支えたようだ。
「前半はちょっと中、中に行き過ぎていたというのは外から見ててすごく思いましたし、それで失ってカウンターというので自分たちで状況を悪くしていたので、それは言いました。サイドからもうちょっと攻めた方がいいよって。綺麗な形で中で崩せればそれが一番いいんですけど、それだけでできる簡単な相手ではないですし、サイドで誰かクロスだったり、サコ(大迫勇也)もいますし、(南野)拓実もそういうところに合わせたりする能力はあるので、そういうプレーも増やしていった方が相手も嫌がるかなっていうのは伝えました」
後半には修正に成功し、大迫の2ゴールと堂安律のゴールで逆転に成功した森保ジャパンだが、そこからPKで再び1点差に詰め寄られた。最後まで気を抜けない苦しい勝利となったが、試合後のチームの雰囲気は悪くはなかったと乾は語る。
「別に全然悪くなかったですよ。もちろん勝てたことが全てだと思っていますので。反省できるのは良いことだと思いますし、それが初戦に出たということをプラスに持っていかないと。内容は良くなかったですけど、それでも勝てたことで雰囲気は全く悪くないかなと思います」
自身の出場がなかったことについては、「もちろん早く出してくれって思いはありました。準備は常にみんなしていたと思いますし、自分も準備はできていました」と乾。「そこは監督の判断ですし、自分が練習からアピールできればいいかなと。コンディションも悪くないので、これを続けていくしかないと思っています」と今後の出場に向けて意欲を見せている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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