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マンC、若手MFをレアルに売却する条件は「反マンU条項」。宿敵への移籍阻止

text by 編集部 photo by Getty Images

ブラヒム・ディアス
マンチェスター・シティのブラヒム・ディアス【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティに所属する19歳のU-21スペイン代表MFブラヒム・ディアスはレアル・マドリーへ移籍する可能性が高くなっているが、その契約にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を阻む条項が設けられる見通しだという。英紙『インディペンデント』などが伝えている。

 2013年にシティの下部組織に加入し、2016年にトップチームにデビューしたディアスだが、“逆輸入”の形で母国の強豪へ移籍する可能性が高まっている。スペインメディアによれば6日に家族とともにマドリードに到着する見通しとのことだ。

 マドリーがシティに支払う移籍金は基本額が1550万ポンド(約21億4000万円)、ボーナスを含めて最大2200万ポンド(約30億4000万円)に達することが見込まれている。マドリーとの契約は2025年までの6年半になるという見通しだ。

 報道によれば、マドリーが将来的にディアスを他クラブに売却する場合には、その移籍金の15%をシティに支払うという契約条項も設けられるという。それ自体は珍しい条項ではないが、シティは有望な若手選手を手放すことを受け入れる条件として、ディアスが宿敵クラブへ移籍することを阻む“保険”をかけることを望んだようだ。

 マドリーがディアスを「マンチェスターの別のクラブ」へ売却する場合に限り、移籍金の40%をシティに支払うというのがその条件。事実上の「反マンチェスター・ユナイテッド条項」になると伝えられている。

【了】

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