フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
独誌『キッカー』は、今季のブンデスリーガ前半戦でフランクフルトの長谷部誠が見せた活躍ぶりを絶賛している。同誌の平均採点ラキングでは長谷部はDFの選手で今季前半戦1位だった。
リーグ前半戦で11試合に出場した長谷部の平均採点は2.73(ドイツでは数字が低い方が高評価)。ボルシア・メンヒェングラッドバッハのマティアス・ギンター(2.83)やボルシア・ドルトムントのダン=アクセル・ザガドゥ(2.94)らを抑え、DFとしてプレーした選手では前半戦で最も評価が高かった。
『キッカー』の半年ごとのランキングでは、過去5年半の11回にわたってバイエルン・ミュンヘンのDFマッツ・フンメルスとジェローム・ボアテングの2人がセンターバック部門の1位を独占していた。だが「フランクフルトの長谷部誠がその支配を打ち破った」「新たなCBキングに」と元日本代表キャプテンの快挙が称えられている。
ワールドカップ後のコンディション不良も影響し、開幕から3試合は欠場した長谷部だが、その後は3バックの中央でレギュラーに定着。アディ・ヒュッター監督によるこの選択が「フランクフルトの成功の鍵になった」と独誌は評価し、「長谷部はこれまで以上にうまく中央の役割を務めた。慎重なベテランは戦術眼と読みで納得のプレーを見せた」と長谷部を称賛した。
12月のヨーロッパリーグの試合で左足太ももを負傷したことで、長谷部はリーグ前半戦の最後の3試合は欠場した。後半戦で復活を果たし、再びチームを支える働きを見せることが期待される。
【了】