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乾貴士、緊急招集でアジア杯へ。1ヶ月不在にクラブやスペインメディアの反応は…

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
ベティスの乾貴士【写真:Getty Images】

 アジアカップ2019に臨む日本代表だが、大会初戦を4日後に控えて選手2人を入れ替えることを余儀なくされた。MF中島翔哉とMF守田英正が負傷のため離脱し、MF乾貴士とDF塩谷司が追加招集されている。

 乾は約半年ぶりの代表復帰。昨夏のロシアワールドカップでは2ゴールを挙げるなどの活躍で世界的にも高い評価を得たが、その後の森保体制では招集されていなかった。

 今季からスペイン1部のベティスに移籍した乾は、クラブでは苦戦が続いている。シーズン序盤こそ継続的に起用されていたが、その後は出場機会が減少。リーグ戦では11月11日のバルセロナ戦以来出場がなく、代表招集前に発表された5日のウエスカ戦の招集メンバーからも外れていた。スペイン『アス』紙はコンディション不良による欠場だったと伝えている。

 日本代表がアジアカップで勝ち進んだ場合、乾は最長で1ヶ月近くベティスを離れることになる。だが、クラブからは代表招集について特に発表は行われていない。

 スペイン『マルカ』紙は、ここのところリーガで出場機会を得られていなかったとはいえ、乾の不在がキケ・セティエン監督にとって「大きな困難になる」と伝えている。「過密日程の1月に彼のことを頼りにし、チームへの適応を進めることを考えていた」というのがその理由だ。

 5日に行われたウエスカ戦も含め、ベティスは1月にリーグ戦4試合とカップ戦2試合を予定。レアル・ソシエダと対戦する国王杯ベスト16を突破すれば、さらに準々決勝の2試合も1月中に行われる。毎週2試合が行われる過密日程の中、乾が必要とされる場面もあったかもしれない。

【了】

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