守田が負傷。まさかの事態で人員不足に
森保一監督率いる新生日本代表にとって初の公式戦となる2019年アジアカップ初戦・トルクメニスタン戦が9日に迫ってきた。これに向け、3日にアブダビ入りした日本代表は4日夕方、現地で調整を行った。
所属先での公式戦があって合流が遅れていた吉田麻也、武藤嘉紀、中島翔哉もUAEに到着したが、「1日休んでフレッシュな状態で合流してほしい」という指揮官の意向で4日の練習は回避。ホテルで静養に務めた。発熱で日本出発が遅れた遠藤航も5日の現地入りが確定。これでようやく23人全員が揃う見通しが立った。
軽めの内容だった3日とは打って変わり、この日は5対5+GK、ハーフコートでの3対2+GK、7対7+GKなどの実戦的メニューが一気に増加。練習時間も約1時間半と長くなり、デュエルや球際の部分でも激しさを増した。そんな中、ボランチの新戦力として期待が高まっていた守田英正が右太もも裏に違和感を訴えて途中離脱。5日以降に予定されている検査の結果しだいでは大会出場が危うくなる可能性も出てきた。
遠藤のコンディションが万全でないだけに、ボランチの戦力ダウンは避けられない情勢だ。センターバック要員の冨安健洋もボランチをこなせるものの、追加招集に踏み切らなければならなくなることも十分考えられる。
とはいえ、若手のホープである三竿健斗や井手口陽介は負傷が完治しておらず、ロシアワールドカップ組の山口蛍や大島僚太の両国内組はオフ期間中で十分な準備ができていない。コンディションのいい欧州組の小林祐希は追加招集の有力候補の1人だが、森保監督が35人の予備登録メンバーに含めているかな、ど同選手に対してどのような評価を下しているか定かではない。いずれにせよ、守田と遠藤の状態を確かめてからの判断を下すことになりそうだ。