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リバプールエースFW、ハットトリック懸かる同僚にPK譲る。クロップ監督も絶賛

text by 編集部 photo by Getty Images

モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ
リバプールのモハメド・サラーとロベルト・フィルミーノ【写真:Getty Images】

 リバプールのFWモハメド・サラーは、ハットトリックの懸かる状況だったチームメートのFWロベルト・フィルミーノにPKのキッカーを譲った。ユルゲン・クロップ監督もこの選択を絶賛している。

 プレミアリーグで無敗を維持して首位を走るリバプールは、現地時間29日に行われた第20節の試合でアーセナルと対戦。先制点を奪われたがフィルミーノの2点ですぐに逆転し、サディオ・マネがもう1点を加えたあと、前半アディショナルタイムにはサラーがPKを決めて4-1とした。

 65分にはさらにもう1本のPKを獲得。ここでは本来のキッカーであるサラーではなくフィルミーノがキックを担当し、冷静に決めてハットトリックを達成した。そのままリバプールは5-1の勝利を収めている。

 英紙『リバプール・エコー』などが、この場面についてのクロップ監督の試合後のコメントを伝えている。「2018年の最後にサラーからのクリスマスプレゼントだった。私も非常に気に入った」とエースの行為を称えた。

「正直に言えば、ボビー(フィルミーノ)は練習ではあまりPKを決めていないので、あの場面で私はあまり嬉しく思ってはいなかった」と指揮官は冗談交じりに述べつつ、「今日は明らかに彼の日だった」とフィルミーノを祝福している。

「今までの人生で見てきた中でも最も素晴らしいことのひとつだ。あんなことをできる選手は多くはない。彼(サラー)がボビーと一緒に祝っているのを見てとにかく感嘆した。現時点で今シーズン最高の行為だ」とクロップ監督はサラーに最大限の賛辞を送った。

【了】

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