香川真司の言葉
9月の新体制初陣・コスタリカ戦(大阪・吹田)から5戦を4勝1分の無敗で乗り切った森保一監督率いる新生日本代表。1月のアジアカップ(UAE)は彼らにとって最初の公式戦だ。
「この大会を経験してる身として言えるのは、楽な試合が1つもなかったということ。いろんなアクシデントも起きるし、審判であったり、スタジアムの雰囲気含めて簡単にいく試合は1つもない」と2011年カタール、2015年オーストラリアの2大会でエースナンバー10を背負った香川真司(ドルトムント)も23日の帰国時に語気を強めていたが、その状況下を勝ち抜いてこそ、若きジャパンは大きな自信を手にするはずだ。
その重要な試金石に向け、26日から千葉県内で強化合宿がスタート。初日は青山敏弘、佐々木翔(ともに広島)ら国内組10人と欧州組の南野拓実(ザルツブルク)の合計11人が参加した。それに加えて2020年東京五輪世代の上田綺世(法政大)や伊藤洋輝(磐田)ら6人がトレーニングパートナーとして帯同。30日まで一緒に練習を行うことになっている。
この日はランニング、パス交換などを1時間程度行ったが、多くの選手がオフ明けということで、森保監督はコンディションのばらつきが気になった様子。「ボールフィーリングの部分は上げていかないといけない」と練習後にコメントしていた。
確かにこの時期は国内組と海外組で置かれた状況が異なる。海外組の中でも柴崎岳(ヘタフェ)、武藤嘉紀(ニューカッスル)のように試合出場機会の少ない選手もいる。そのあたりをどうフィットさせていくのかが本番に向けた最初のハードルになりそうだ。