アドリアン・ラビオ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する23歳のフランス代表MFアドリアン・ラビオは、今季終了後に同クラブを去る事を志願している。その意思を尊重し、クラブの圧力から同選手を守るため、国際プロサッカー選手会(FIFPro)がサポートすることになった。20日に英メディア『BBC』が報じている。
2019年6月に契約満了を迎えるラビオ。クラブからは契約延長オファーを提示されたが、移籍を望むラビオは拒否していた。ルール上、選手は契約満了6ヶ月前から移籍先クラブとの仮契約合意が可能となっている。冬に移籍するのではなく、来年夏にフリーで退団する考えのようだ。
そのラビオに対し、PSGは圧力をかけている。先日、PSGのアンテロ・エンリケSD(スポーツディレクター)は「選手にとって非常に明確な結果をもたらすことになる。彼は無期限のベンチ行きになるだろう」と語り、半年間は試合に出させないとの意向を示していた。ラビオの母親は「PSGとの関係は完全に悪化した」とコメントしている。この状況を受けて、国際プロサッカー選手会がラビオをサポートすることに決めたようだ。
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