ヌーノ・ピント【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のビトーリアFCに所属する32歳のポルトガル人DFヌーノ・ピントが、癌を発症したことを記者会見の中で明らかにした。20日に英メディア『BBC』が報じている。
記者会見には、ピントの他にチームメイトやクラブの会長も出席。リンパ腫の癌を患っていることをピントが自ら告白する予定だったが、涙を浮かべて言葉にならず。代わりにキャプテンのバスコ・フェルナンデスが「彼は戦士だ。僕たちは常に彼のそばにいる。彼はチームメイトの一人であり、彼のことを放っておくことはしない。彼は偉大な人物であり、偉大な父でもある。しばらくの間、僕たちは勝利を目指すだけでなく、もう一つの戦いをすることになるだろう」と語った。
現時点で、悪性であるか良性であるかの診断結果は出ていない。病気の進行具合も明らかになっていないようだ。とはいえ、このままサッカー選手を続けていけるかの見通しは立っていない。ピントは今季公式戦12試合に出場しており、直前までチームの主力として活躍していた。
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