元鹿島アントラーズの青木剛【写真:Getty Images】
J2のロアッソ熊本に所属していた元日本代表のDF青木剛は、東京都社会人サッカーリーグ1部の南葛SCへ完全移籍することが決定した。15日に両クラブから発表が行われている。
現在36歳の青木は前橋育英高校から2001年に鹿島アントラーズに加入してプロデビュー。15年間にわたって鹿島に在籍し、2008年には岡田武史監督率いる日本代表にもデビューを飾った。
2016年に移籍したサガン鳥栖も含めて、J1では通算400試合出場を達成。2018年には熊本に加入し、J2で26試合に出場したが、チームはJ3へ降格する結果に終わった。
「今シーズン、『県民に元気を 子ども達に夢を 熊本に活力を』というクラブ理念、そして、復興のシンボルになるという思いを実現するべく、戦ってきましたが、残念ながら結果を出せずに終わってしまいました。色々と考えを巡らせましたが、熊本を離れる決断をしました」と青木は熊本への別れを告げている。
来季から加入する南葛SCは将来のJリーグ加盟を目指して戦っており、クラブ名は漫画『キャプテン翼』に登場するチームに由来している。今年8月には元日本代表のMF福西崇史も加入し、10年ぶりの現役復帰を果たすことになった。
「『キャプテン翼』の石崎くんの顔面ブロックを見習って、チームのために体を張りたいです!サッカーをプレーできる喜びを持ち続け、誠実さと感謝を忘れずに取り組みます」と青木は南葛SC公式サイトを通してコメントしている。
【了】