ファビオ・ペッキア氏【写真:Getty Images】
J2のアビスパ福岡は14日、来季のトップチーム新監督にイタリア出身のファビオ・ペッキア氏が就任することを発表した。
福岡は今季のJ2で7位に終わり、J1参入プレーオフ進出を逃した。2015年からチームを率いていた井原正巳前監督は契約満了に伴い退任することが発表されていた。
新監督に就任するペッキア氏は現在45歳。現役時代にはMFとしてユベントスやナポリ、サンプドリア、ボローニャなどでプレーした。2003/04シーズンのボローニャでは中田英寿氏とチームメートだったこともある。
指導者としてはイタリア下部リーグでの監督経験を経て、2013年から15年まではナポリでラファエル・ベニテス監督のアシスタントを務めた。2015/16シーズンにはベニテス監督とともにレアル・マドリーへ移り、2016年1月に同監督とともに解任された。
同年3月にはニューカッスルでもベニテス監督のアシスタントに就任したが、夏にはイタリアのヴェローナ監督に就任。セリエB(2部)に降格していたチームを1年でセリエAに復帰させた。だが2017/18シーズンは19位で再び降格に終わり、シーズン終了後に退任していた。
「私はスペイン、イングランド、そしてイタリアで指導し、今回の新しいチャレンジを楽しみにしています。今回、日本の文化を知ることで人間的にも、指導者としても成長できる機会を与えてくれたアビスパ福岡に感謝いたします」とペッキア氏はコメントを述べている。
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