冨安健洋【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガのブレーメンが日本代表DF冨安健洋の獲得に同選手が所属するベルギー1部のシント=トロイデンに600万ユーロ(約8億円)のオファーを出したが、シント=トロイデン側に断られたと独紙『ビルト』などが現地時間の5日に報じた。
同メディアによると、シント=トロイデン側は今季の放出は考えていないだろうと伝え、今季まではベルギーに残るのではないかとしている。また、同クラブは少なくとも1000万ユーロ(約13億円)を要求している為、オファーを断ったという。
冨安は高校生時代の2016年にアビスパ福岡でトップチームデビュー。2018年1月にシント=トロイデンに移籍した。森保ジャパンでは10月12日のパナマ戦でA代表デビューを飾り、センターバックとして史上初の10代での日本代表デビューとなった。また、森保一監督が指揮したAFC U-19選手権ではセンターバックで守備を牽引し、日本の初優勝に貢献した。2020年の東京五輪でも活躍が期待される選手である。
移籍が実現すれば、日本代表FW大迫勇也と同じチームになる。現在ブレーメンはブンデスリーガで9位となっていて、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を狙う。
果たして冨安はベルギーからドイツへステップアップすることになるのだろうか。
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