ビデオ・アシスタント・レフェリー【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は、今季チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントからのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)導入を決定する見通しとなった。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
VARはピッチ上の主審が適切な判定を下すことを目的としてビデオ映像で補助を行うシステム。今夏のロシアワールドカップでも用いられたほか、ドイツやスペイン、イタリアなど欧州の多くのリーグで使用が開始されている。
CLでは来季2019/20シーズンからのVAR導入が決定されていた。だが今季の大会でもVARがあれば防ぐことができたかもしれない誤審が相次いだとして、導入を早めることが検討されていると報じられていた。
特に問題視されたのは、先月7日に行われたマンチェスター・シティ対シャフタール・ドネツク戦での判定。シティのラヒーム・スターリングが転倒してPKが与えられたが、スロー映像では接触がなかったことが明らかであり、スターリング自身も試合後に謝罪していた。
UEFAでは予定を前倒しし、今季CLの決勝トーナメント1回戦からVARを使用する見込みになったと報じられている。また、来年6月にポルトガルで開催されるUEFAネーションズリーグ決勝大会でもVARを使用するとのことだ。
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