ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】
オーストリア1部リーグ第16節の試合が現地時間2日に行われ、ザルツブルクがラインドルフ・アルタッハに1-0の勝利を収めた。決勝点はザルツブルクのFW南野拓実が記録している。
リーグ戦で3試合ぶりに先発した南野は、18分に決勝点となる先制ゴールを記録。アンドレ・ラマーリョがハーフウェーライン手前から前線へ送ったロングフィードの落ち際に合わせるボレーでゴールネットを揺らした。
南野は日本人選手初となるヨーロッパリーグ(EL)でのハットトリックを達成した先月8日のローゼンボリ戦でも同じような形でゴールを決めていた。アシストを供給したのも同じくラマーリョだった。
地元紙『ザルツブルガー・ナハリヒテン』はこの得点について「“南野印”のドリームゴール」と表現。「ELで決めたスペクタクルな一撃のコピー同然だった」として、南野にとってトレードマーク的な形のゴールになったと伝えている。
指揮官によれば、特別にその形を練習しているわけではないという。「直感と技術と高いクオリティーによるものだった。アンドレのアシストも本当に素晴らしかった」とマルコ・ローゼ監督はコメント。地元紙は「フリースペースを見つけ出すラマーリョと南野の天性の才能によるものだろう」とゴールを分析している。
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