バイエルン・ミュンヘンのニコ・コバチ監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのニコ・コバチ監督は一部選手との不仲説を一蹴した。
現地時間27日、バイエルンはチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でベンフィカと対戦する。26日に行われた前日会見に出席したコバチ監督は「ベンフィカはテクニックに秀でた選手が多くとても良いチームだ。彼らは勝たなければいけないから明日は攻撃的に来るだろう。それでも我々は勝ちにいく」と意気込みを語った。
バイエルンは24日に行われたブンデスリーガ第12節でフォルトゥナ・デュッセルドルフに3-3と引き分けた。試合後にはウリ・ヘーネス会長が「自問自答する必要がある」とコバチ監督に苦言を呈していた。
その件に関しコバチ監督は「彼の言っている事は全く持って正しい」と認めたうえで「自分のこれまでの人生は常に戦いだった。諦めたことや白旗を振る事は全くない。これからも前だけを見つめる」と今後もチームを指揮していく事を強調した。
今季はここまでリーグ戦5位と苦しんでおり、一部の主力選手との確執も噂されているコバチ監督だが「色々なことが言われているみたいだが、選手との関係はとても良好だ」とこれを否定した。
26日付けの独紙『ビルト』は昨季までアーセナルの監督を務めていたアーセン・ヴェンゲル氏が後任候補としてリストアップされていると報道した。コバチ監督の周辺は慌ただしくなってきているなかで迎えるベンフィカ戦はチームにとっても監督にとっても重要な試合になりそうだ。
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