バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
イギリス「スポーティング・インテリジェンス」社は26日付で、世界のスポーツクラブの選手年俸に関する調査「グローバル・スポーツ・サラリー・サーベイ(GSSS)」の2018年度版を発表した。最も平均年俸の高いクラブはスペインのバルセロナという結果となっている。
2010年から行われている同調査では、8つのスポーツの13ヶ国18リーグ、349クラブを対象として選手年俸に関する調査を実施。サッカーではいわゆる欧州5大リーグのほか、日本のJリーグや中国スーパーリーグ(CSL)、MLS(メジャーリーグサッカー)などが対象となっている。
昨年の調査ではサッカー界では1位だが、全体ではNBAの3クラブに次ぐ4位となっていたバルサ。だが今年は平均年俸額が大幅に上昇し、全体の1位に浮上した。
1位となったバルサの平均年俸額は約1375万ドル(約15億6000万円)。昨年に比べて大幅に金額が上昇した理由は、MFフィリッペ・コウチーニョなど大物選手の加入に加えて、FWリオネル・メッシが新契約を交わしたことが大きいと分析されている。
全体の2位にはバルサの宿敵レアル・マドリーが続いており、昨年の全体9位からこちらも急上昇。全体の9位にイタリアのユベントス、10位にイングランドのマンチェスター・ユナイテッドが入り、サッカークラブはトップ10に4クラブがランクインした。トップ10内のその他の6クラブはNBA勢で占められている。
サッカー界の5番手以降にはバイエルン・ミュンヘン(全体15位)、アトレティコ・マドリー(全体17位)、パリ・サンジェルマン(全体18位)、マンチェスター・シティ(全体20位)が続く。PSGは昨季のサッカー界2位(全体5位)から大幅に順位を落としている。
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