キルギス戦はスタメン大幅変更か
森保一監督が率いる日本代表は20日にキルギス代表と対戦する。
これがアジアカップ前の最後のテストマッチとなることもあり、森保監督は「ベネズエラ戦からはおおはばにメンバーを変えて臨みたい。より多くの選手にプレーしてもらいたい」と語る。スタメンに関しては16日のベネズエラ戦から総入れ替えの可能性もありそうだ。
これまで招集していない欧州組などのアジアカップでの“ぶっつけ招集”についても「それはもちろん可能性としてはありうると思っています」と語る森保監督。「2チーム分、それ以上の選手層を持って戦えるように」する意味でキルギス戦に出場する選手はアジアカップのメンバーに生き残るためのアピール、そして“レギュラー組”を突き上げるという2つのことを意識しながらプレーすることになる。
その中でもボランチは、遠藤航と柴崎岳が10月のウルグアイ戦からスタメンでコンビを組み、ベネズエラ戦も継続して好連係を披露しているものの、3番手、4番手の突き上げが期待されるポジションだ。青山敏弘を怪我で欠いているが、欧州組の小林祐希やロシアワールドカップ出場メンバーの大島僚太など、アジアカップで“ぶっつけ招集”が可能な有力候補もいる。
その意味でも9月から継続して招集されている三竿健斗と、青山に代わり追加招集された守田英正が“仮想トルクメニスタン”とも言えるキルギス相手にどこまで存在感を発揮できるかは、アジアカップの選考や起用法に大きく関わるポイントだ。合宿中に三竿が守田から“川崎ターン”を教われば、守田も三竿について「僕個人も刺激を受けている。吸収できるところはしたい」と話していた。
ポジションを争うライバルでありながら、三竿と守田はキルギス戦でコンビを組む可能性が高い。川崎フロンターレでプロ1年目から優勝も経験した23歳は「出るチャンスがあれば三竿と一緒に出る可能性もあると思うので、そういうときにスムーズに出来るように」とコミュニケーションを欠かさない。「ポジションを取りにいきたい」と強い競争意識を示す守田は三竿について「僕よりも体つきも大きいですし、自分も特徴として長所ではありますけど、僕よりももっと力強いというか、迫力のある守備をする」と語る。