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日本代表 6年前

森保J、刺激しあう三竿健斗&守田英正が果たすべき役割。柴崎岳&遠藤航に続くボランチは?【キルギス戦プレビュー】

日本代表は20日、キルギス代表との国際親善試合に臨む。森保一監督が大幅なメンバー入れ替えを明言する中、アジアカップに向けてさらなる選手層の拡充が期待される。柴崎岳と遠藤航が鉄板コンビになりつつあるボランチは、来年1月に待ち受ける厳しい戦いを勝ち抜くうえで補強しなければならないポジション。そこで期待されるのは22歳の三竿健斗と23歳の守田英正の台頭だ。(取材・文:河治良幸)

text by 河治良幸 photo by Getty Images

キルギス戦はスタメン大幅変更か

守田英正 三竿健斗
守田英正(左)と三竿健斗(右)にはアジアカップに向けたアピールが期待される【写真:Getty Images】

 森保一監督が率いる日本代表は20日にキルギス代表と対戦する。

 これがアジアカップ前の最後のテストマッチとなることもあり、森保監督は「ベネズエラ戦からはおおはばにメンバーを変えて臨みたい。より多くの選手にプレーしてもらいたい」と語る。スタメンに関しては16日のベネズエラ戦から総入れ替えの可能性もありそうだ。

 これまで招集していない欧州組などのアジアカップでの“ぶっつけ招集”についても「それはもちろん可能性としてはありうると思っています」と語る森保監督。「2チーム分、それ以上の選手層を持って戦えるように」する意味でキルギス戦に出場する選手はアジアカップのメンバーに生き残るためのアピール、そして“レギュラー組”を突き上げるという2つのことを意識しながらプレーすることになる。

 その中でもボランチは、遠藤航と柴崎岳が10月のウルグアイ戦からスタメンでコンビを組み、ベネズエラ戦も継続して好連係を披露しているものの、3番手、4番手の突き上げが期待されるポジションだ。青山敏弘を怪我で欠いているが、欧州組の小林祐希やロシアワールドカップ出場メンバーの大島僚太など、アジアカップで“ぶっつけ招集”が可能な有力候補もいる。

 その意味でも9月から継続して招集されている三竿健斗と、青山に代わり追加招集された守田英正が“仮想トルクメニスタン”とも言えるキルギス相手にどこまで存在感を発揮できるかは、アジアカップの選考や起用法に大きく関わるポイントだ。合宿中に三竿が守田から“川崎ターン”を教われば、守田も三竿について「僕個人も刺激を受けている。吸収できるところはしたい」と話していた。

 ポジションを争うライバルでありながら、三竿と守田はキルギス戦でコンビを組む可能性が高い。川崎フロンターレでプロ1年目から優勝も経験した23歳は「出るチャンスがあれば三竿と一緒に出る可能性もあると思うので、そういうときにスムーズに出来るように」とコミュニケーションを欠かさない。「ポジションを取りにいきたい」と強い競争意識を示す守田は三竿について「僕よりも体つきも大きいですし、自分も特徴として長所ではありますけど、僕よりももっと力強いというか、迫力のある守備をする」と語る。

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