UEFAネーションズリーグ、リーグAは各組残り1試合【写真:Getty Images】
2018/19シーズン・UEFAネーションズリーグの昇格・降格チームが決まり始めている。リーグAは各グループ残り1試合。状況を整理しよう。
UEFAランキングの上位国が名前を連ねるリーグAは、グループ1~4に3ヶ国ずつが入って順位を争っている。首位となったチームは翌年行われる決勝トーナメントに進出し、ヨーロッパの頂点を目指すことが可能だ。各グループの最下位チームはリーグBに降格となる。
グループ1は、16日に行われたオランダ対フランスでオランダが勝利を収めた。この結果、両国の勝ち点差が1となっている。首位のフランスは全日程を終了しており、オランダは最終節のドイツ戦で逆転を狙う。ドイツはすでに降格が決定済み。オランダは当該チーム間の対戦成績でフランスを上回っているため、引き分け以上でグループ首位が決定だ。
グループ2は、ベルギーとスイスの一騎打ちという状況。アイスランドは4試合を終えて全敗ですでに降格が決まっており、18日に行われるスイス対ベルギーで首位が決まる。ベルギーはホームでのスイス戦を制しているため、勝ち点3のリードがある。スイスは勝たなければいけない。
グループ3は、20日のポルトガル対ポーランドを前に全順位が確定した。17日のイタリア対ポルトガルが0-0の引き分けに終わり、ポルトガルの首位が決まった。イタリアが全日程を消化して2位。最終節で勝利しても2位に届かないポーランドは、降格が決まっている。
グループ4は、18日のイングランド対クロアチアを残して、全チームに首位となる可能性がある大混戦。4試合を消化して勝ち点6のスペインは、降格の可能性が消えている。イングランドとクロアチアはここまで勝ち点4を獲得しており、最終節に勝てばスペインを抜いて首位浮上。負けた方はスペインに届かないため、B降格が決まる。引き分けの場合はスペインが首位だ。
決勝トーナメントにあたるネーションズリーグ・ファイナルズは、来年6月に行われる。初代王者に近づくのはどの国だろうか。
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