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日本代表 6年前

司令塔・柴崎岳、ベネズエラ戦で示すべき底力。異彩を放ち、日本をアジア王者へ導くか

日本代表は16日、キリンチャレンジカップ2018でベネズエラ代表と対戦する。森保一体制3連勝中の日本代表は、11月シリーズ初戦も勝利で終え、良い状態を保ちながらアジア杯へ挑みたいところである。その中で4年前のアジア杯、今年のロシアW杯に出場した柴崎岳には、底力を示さなければならない理由がある。(取材・文:元川悦子)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

ウルグアイ戦のメンバーをベースに

森保一
森保一監督はベネズエラ戦をウルグアイ戦に出場したメンバーをベースに挑むようだ【写真:Getty Images】

「明日のベネズエラ戦に関しては今のところ(10月の)ウルグアイ戦(埼玉)のメンバーをベースに考えています」

 森保一監督が前日会見でこう明言した通り、16日のベネズエラ戦は4−3の派手な打ち合いを制した1ヶ月前の死闘でスタメン出場した面々がピッチに立つことになる。攻撃陣は中島翔哉、南野拓実、堂安律の2列目トリオと大迫勇也の1トップが濃厚で、青山敏弘不在のボランチも柴崎岳遠藤航の同学年コンビがピッチに立つと見られる。

 守備陣はGKの東口順昭とセンターバックの吉田麻也、右サイドバック・酒井宏樹は確実で、長友佑都の代役左サイドバックも佐々木翔が有力。もう1人のDFには相手の高さを視野に入れながら冨安健洋を抜擢するのではないか。地元・九州出身の大型DFが先輩・吉田からリーダーシップと戦術眼を学び、最終ラインを安定させられれば、1月の2019年アジアカップ(UAE)に向けても朗報と言えるだろう。

 目下、森保ジャパンの看板は機動力溢れる若い2列目トリオだが、彼らを生かすも殺すもボランチのサポート次第。中盤でタクトを振るう柴崎の一挙手一投足が成否を大きく左右すると言っても過言ではない状況だ。

「彼らがなるべく前を向いて仕掛けられる状況を作り出していると思っていますけど、チーム全体のバランスを崩すわけにもいかないんで、そのへんはボランチ2人がしっかりとバランスを取りながら、試合の状況や流れを見ながらやりたい。前回のウルグアイ戦を参考にしながら、1合1試合連係をよくしていきたいという思いはあります」と柴崎は自身の役割を明確に描いている。

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