吉田麻也vsサロモン・ロンドン
森保一監督が率いる日本代表は、16日に大分でベネズエラ代表と対戦する。これまでベネズエラとは2010年(0-0引き分け)、2012年(1-1引き分け)、2014年(2-2引き分けも、FIFA裁定により3-0で日本勝利扱い)といずれもホームの親善試合で対戦しているが、常に”抜かない”戦いをしてくれる、この時期としては歯ごたえのある相手だ。
昨年U-20ワールドカップで堂安律や冨安健洋と対戦した若手の選手も何人かA代表のメンバーに名を連ねているが、もちろん欧州トップリーグで活躍する経験豊富な選手たちも健在。特にニューカッスルでプレーするFWのサロモン・ロンドン、トリノ所属の司令塔トマス・リンコン、ウディネーゼで異彩を放つ左ウィングのダルビン・マチスは南米屈指のタレント力と経験を誇る。
日本が誇る中島翔哉、南野拓実、堂安の2列目を中心とした攻撃が注目される一方で、ディフェンスはかなり厳しい対応を強いられるはずだ。
「日本代表の選手たちはロシアワールドカップに出場していた。そこでの多くの経験が日本にはある。クオリティの高い選手、経験豊富な選手がいる。僕たちは自分たちらしさを見せることがとても重要だと思っている。それは来年のコパ・アメリカを考える上でも重要で、この試合で重視する点でもある」
そう語る大型ストライカーのロンドンとマッチアップするのはセンターバックの吉田麻也だ。もう1人のセンターバックが冨安、三浦弦太、槙野智章の誰になるかはわからない。合宿2日目のミニゲームでは冨安が主力組と見られるチームで吉田、佐々木翔と3バックを形成していたが、いずれにしてもディフェンスリーダーで、プレミアリーグでロンドンと対戦経験のある吉田の対応が頼りになることは間違いない。