川崎フロンターレの鬼木達監督【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第32節の試合が10日に行われ、首位の川崎フロンターレはセレッソ大阪に1-2の敗戦を喫したが、2位のサンフレッチェ広島も敗れたため2試合を残しての2連覇が決定した。
川崎FはC大阪に勝利を収めれば自力で優勝を決められる状況だったが、55分に杉本健勇のゴールでC大阪が先制。90分に家長昭博が同点のPKを決めたが、アディショナルタイムに山村和也が決めて再びC大阪が勝ち越した。川崎Fは広島を破ったベガルタ仙台に助けられての優勝決定となった。
川崎Fの鬼木達監督は試合後の会見で、「勝って、もしくは引き分けて(優勝決定)という形が良かったですけど、1年間が実を結んだと思っています。悔しい思いはありますが、今日は喜びたいと思います」と心情を語った。
今季は広島が独走体勢に入り、川崎Fは最大で13ポイントの差をつけられたが、諦めることなく勝ち点を積み重ね続けた。「自分たちから崩れることなく、自分たちのサッカーを信じ続けたことが良かったと思う。あとは選手が毎日常に100%で過ごしている、その成果だと思っています」と鬼木監督は優勝の要因を分析した。
昨季の優勝で他チームからのマークが厳しくなることは想定しながらも、「その覚悟を持って戦ってほしいと伝えていました」と鬼木監督。「色々なプレッシャーがありますが、今年に関しては勝ち点が離れても常々優勝を意識しながら戦えたこと、それが本当に今日に繋がったと思います」とチームの戦いぶりを総括している。
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