ドルトムントに所属する香川真司【写真:Getty Images】
【ドルトムント 3-2 ウニオン ドイツ杯2回戦】
現地時間10月31日にドイツ杯(DFBポカール)2回戦の試合が行われ、ドルトムントはドイツ2部のウニオン・ベルリンと対戦し3-2の勝利をおさめた。この試合で、ドルトムントに所属する香川真司は先発出場を果たし78分間プレーしている。試合後、取材に答えた。
試合開始して40分には、モハメド・ダフードのクロスに香川が頭で合わせてシュートを放っている。惜しくもウニオンのGKラファル・ギキエヴィッツに止められてゴールとはならなかったが、こぼれ球を押し込んだクリスティアン・プリシッチの得点に繋がった。1-1で迎えた73分には、香川を起点にマキシミリアン・フィリップの得点が生まれている。
まず、試合の感想について香川は「難しい試合でしたね。まぁ、勝てて良かったです」と答えた。得点チャンスがあった40分の場面に関しては「それはもう入り切ってゴールなんで。惜しいだけじゃ意味がないし。それは感じてるんで。点取ったやつがやはり、結果として残るわけなんで。チャンスではあまり、イメージとして残らないんでね」と悔しさをにじませている。
続けて「難しいというか、そんな甘い世界じゃないし。それをね、日々痛感してる。いくら自分がここでやってても、18、19のやつがポンって出てくる世界ですし。それぞれが、結果残して、勝ち取る。そうやって評価を挙げていく世界なので。結局は、そこで奪いきれないと、自分の出番がなくなってくる、シンプルな話で。そこの葛藤に、自分がどれだけ打ち勝って、前向きにやり続けていくか。あとは、これは本当に自分にとっては、なかなかない経験であるし。それは非常に難しいもの、厳しいものであるけど。ここで自分自身があきらめたらそこで終わりなんで。そういうものは日々、自問自答しながらやってます」と語っている。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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