「個人的にはどこで出ても点を取る形を持っている」
「今、一番に考えてるのは、試合の中でシュートをどれだけ打てるかってこと。1つのテーマとしてシュートまでは行けてて、その後に点が入るかというのがある。(トーマス・)トゥヘル監督には毎回怒られてますけど、そうやって怒られながらも自分がどんどんシュートを打って、いい状態からゴールにつながれば、またそこから勢いに乗っていけると思います」
マインツが1日のレバークーゼン戦に勝利し、欧州リーグ(EL)圏内の6位に浮上した2日後、2014年ブラジルW杯イヤー初戦のニュージーランド(NZ)戦に向けて帰国した岡崎慎司は、自身のパフォーマンスが思い描いた方向に進んでいることに手ごたえを感じている様子だった。
今季ブンデスリーガでのゴールは1月25日の古巣・シュツットガルト戦で挙げた今季9点目以来、2ケタ得点目前で5試合続けて足踏みを強いられているが、本人は決してネガティブではなかった。
「個人的にはどこで出ても点を取る形を持っているので、代表でも点を取れるイメージはあります。マインツでは1トップで出してもらっているけど、代表では右の方が多いので、その方がイメージは湧くのかなと。
NZがセルビアやベラルーシみたいに守ってきたとしても、どこかに穴を開ける作業はマインツでもやっているので、穴がないところに穴を開けるというか、無駄走りじゃないけど、そういうところに何回も走れば相手は乱れると思う。
そこにパスを出してもらって、自分の得意なところで勝負したいなと思います」と、岡崎は相手が強固なブロックを作ってくる想定のもと、積極的な走りと裏への飛び出しで果敢にゴールに突き進む覚悟を胸に秘めていた。