アントニオ・コンテ氏とフレン・ロペテギ監督【写真:Getty Images】
宿敵バルセロナとの試合に大敗したことで、レアル・マドリーのフレン・ロペテギ監督は解任される可能性がきわめて高くなったとみられている。スペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えた。
マドリーは現地時間28日に行われたリーガエスパニョーラ第10節の試合でバルサと対戦。バルサはリオネル・メッシを負傷で欠いていたがルイス・スアレスのハットトリックなどで大量5点を奪い、5-1でマドリーを下した。
これでマドリーはリーグ戦3連敗となり、最近5試合で1分け4敗。首位バルサと7ポイント差の9位にまで順位を落としている。ここ最近の低調な戦いにより解任の可能性が噂されていたロペテギ監督だが、続投の“ラストチャンス”とみなされていたクラシコは最悪の結果に終わってしまった。
スペインメディアは、マドリーが試合翌日の29日にもロペテギ監督を解任する見通しだと伝えている。後任としてはコンテ氏の就任が確実だとも報じられている。
コンテ氏は過去にユベントスやイタリア代表、チェルシーなどを指揮。セリエAでは優勝3回、プレミアリーグでも優勝1回を達成した。昨季プレミアリーグをチャンピオンズリーグ出場圏外の5位で終えたあとチェルシーに解任され、その後はフリーとなっている。
現在バカンスのためエジプトに滞在しているというコンテ氏は29日にもマドリード入りすることが見込まれている。だが到着が遅れた場合、31日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の試合ではBチーム監督のサンティアゴ・ソラーリ氏がトップチームを率いる可能性もあると伝えられている。
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