レスターのオーナーであるヴィチャイ・スリヴァッタナプラバ氏【写真:Getty Images】
現地時間27日夜、レスター・シティのオーナーであるヴィチャイ・スリヴァッタナプラバ氏が所有するヘリコプターが墜落した。まだ搭乗者は明らかになっていないが、同オーナーが乗っていた可能性を否定する情報は出ていない。英『BBC』などが伝えた。
この日、レスターはプレミアリーグでウェスト・ハムと対戦した。試合後、スタジアムから飛び立ったヘリコプターが近くの駐車場に墜落している。
このヘリコプターはスリヴァッタナプラバ氏が所有する物。同オーナーはホームゲームのあとでセンターサークルからヘリコプターで帰ることが多い。
まだ正式な発表はないものの、同オーナーが乗っていた可能性は低くない。『BBC』のコメンテーターは試合前、スリヴァッタナプラバ氏がエグゼグティブボックスに向かうところを目撃したとのこと。試合を観戦していたことは確かだ。
墜落現場近くには、2台の警察関係車両があり、1人は何かを探していた様子で、もう1人がヘリコプターの窓を壊そうとしていたという目撃談がある。「その後爆発があって非常に暑くなったため、彼らは引き返した」とのことだ。
一方、『スカイ・スポーツ』などによると、オーナーの4人の子供の一人でレスターの副会長を務めるアイヤワット・スリヴァッダナプラバ氏とフットボールディレクターのジョン・ルドキン氏は、不在だった模様。そのため、乗っているとすれば、オーナー本人かその親族、またはクラブ幹部である可能性が高い。
スリヴァッタナプラバ氏がヘリコプターでスタジアムから去るのはほぼ毎試合のこと。GKキャスパー・シュマイケルは墜落現場にかけつけて涙を流していたという話もある。
レスターは「詳細が分かり次第発表する」と声明を出していた。
【了】