エバートンのシェイマス・コールマン【写真:Getty Images】
エバートンの主力選手であるアイルランド代表DFシェイマス・コールマンが、ライバルチームのリバプールのサポーターのために多額の寄付を行ったとして称賛されている。英紙『ミラー』などが伝えた。
今年4月に行われた昨季チャンピオンズリーグの試合の際に、ローマサポーターの襲撃を受けた53歳のアイルランド人リバプールサポーターが頭部に深刻な負傷を負った。脳の損傷により長期的な治療やサポートが必要となっている。
そのサポーターを金銭面で支援するため、オンライン寄付サイトで寄付の募集が開始された。200万ユーロ(約2億5500万円)の寄付を集めることが目標とされている。
開始から約3週間が経過した時点で、3000人以上が総額12万ユーロ(約1530万円)以上の寄付を行っている。26日午後には、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督の名義で5000ユーロ(約64万円)の寄付が行われた。
さらに同日には、コールマンの名義でもクロップ監督と同額の5000ユーロが寄付された。同じアイルランド人が被害者とはいえ、英メディアは「信じられない寄付」とライバルチームのサポーターに対するコールマンの行為を称賛している。
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