ビデオ・アシスタント・レフェリー【写真:Getty Images】
現地時間28日に行われるリーガエスパニョーラ第10節の試合でバルセロナとレアル・マドリーが対戦する。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)導入後初のクラシコとしても注目されている。
審判が正しい判定を下すことができるようにビデオ映像でサポートするシステムであるVARは今夏のロシアワールドカップでも使用。各国リーグでも導入が進められており、リーガでも今季から使用されている。
スペイン『アス』紙では、これまでにVARが各チームにもたらしてきた影響を分析。現在の実際の順位表と、「VARがなかった場合」の順位表も比較している。
もしVARによる補助が行われず、「誤審」がそのまま適用されていたとすれば、バルサではなくエスパニョールが1ポイント差で暫定首位に立っていたとみなされている。マドリーは現在勝ち点14で7位だが、もしVARがなければ勝ち点15で6位となる。
逆に、過去のクラシコでVARが存在していたとすれば判定が変わっていたはずの場面も多いかもしれない。過去5シーズンの10試合のクラシコで、VARにより修正されるべき誤審は合計20回以上あったというのが『アス』紙の見方だ。
PKが与えられるべきだったプレーが10試合で12回、認められるべきだったゴールが3点、取り消されるべきだったゴールが2点、退場になるべきだった選手が5人いたとされている。VARが導入された今回は、より正確な判定が期待されることになる。
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