U-19日本代表の影山雅永監督【写真:舩木渉】
U-19日本代表の影山雅永監督は27日、翌日のAFC U-19選手権準々決勝に向けた公式記者会見に臨んだ。
地元インドネシアとのU-20ワールドカップ出場権をかけた大一番は、約7万7000人収容のスタジアムで行われる。ホームかつ日曜日の開催ということで、5万5000枚の前売りチケットが売れているという。最終的には6万5000人ほどの大観衆が自国代表の選手に声援を送ると見られている。
当然、日本にとっては完全アウェイの状況。だが影山監督は「私が知る限り、このスタジアムが満員になったら7万5000人くらいですよね? 5万5000人じゃ十分じゃないですよ! 2万人足りないですね」とジョークで会場の爆笑を誘った。
U-19日本代表にはJ1クラブで出場機会を獲得している選手もいる。だが、「5万人以上の全員がアウェイサポーターという状況でプレーするのは初めてでしょう」と影山監督は語る。そのうえで「もし近い将来、代表選手になりたいのであれば、彼らにとって今回の試合はとてつもなく素晴らしい経験になる」と日本の選手たちに奮起を促した。
インドネシアのサッカーファンは熱狂的で知られている。もちろん影山監督も「彼らはホームスタジアムで戦うことができ、国全体が彼らのことを応援しています。選手たちにとっては大きなアドバンテージになる」と認めている。
その中で萎縮せず、普段通りのパフォーマンスを発揮できるか。3月に同じ会場でU-19インドネシア代表と対戦した際は4-1で勝利しており、いいイメージを持っている選手も多いはず。しっかりと勝って、来年ポーランドで行われるU-20ワールドカップ出場権を勝ち取りたいところだ。
(取材・文:舩木渉【インドネシア】)
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