川崎フロンターレの家長昭博【写真:Getty Images for DAZN】
フットボールチャンネル編集部では、10月19日から同21日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第30節のベストイレブンを選出。その中からアンケートによる今節のMVPを決定した。
投票の結果、MVPは川崎フロンターレの家長昭博に決まった。
アンドレス・イニエスタ擁するヴィッセル神戸をホームに迎えた川崎Fは13分、PA内で登里享平が足を蹴られPKを獲得。これを小林悠が落ち着いて決め、先制に成功した。
しかしその2分後、オウンゴールで同点とされると、28分には古橋亨悟、35分に三田啓貴にゴールネットを揺らされ2点のビハインドを背負ってしまう。
苦しい状況に追い込まれたホームチームだったが、“背番号41”が黙っていなかった。43分、大島僚太がドリブルで右サイドを突破すると中央で待っていた家長昭博へパス。同選手はダイレクトでシュートを放ち、ゴール左隅へ流し込んだ。
後半に入っても家長の勢いは止まらず。65分、中央を駆け上がった背番号41が左サイドでフリーになっていた齋藤学へパス。ボールを受けた同選手はそのままドリブルを仕掛け左足でシュートを放つ。これがゴールネットを揺らし、2点のビハインドから一気に同点に追いついた。
さらにその4分後、右サイドからパスを受けた家長がヒールで後方から駆け上がってきた大島へパス。背番号10がダイレクトで小林悠へパスを送り、PA内で再びリターンを受けるとそのままシュートを放ち、ついに逆転に成功した。
その後、エウシーニョのゴールで1点を追加した川崎Fが5-3で勝利し、リーグ戦6試合負けなし。2位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を4に広げ、リーグ連覇へ向け一歩前進した。
全5得点中3得点に絡むなど輝きを放った家長は、アンケートでも圧倒的な票数を集め堂々のMVP選出となった。リーグは残り4試合。優勝へ向け、背番号41の活躍は今後も必要不可欠となるはずだ。
第31節は10月31日に1試合11月2日に1試合、同3日に5試合、同4日に2試合が行われる予定だ。
▽明治安田生命J1リーグ第31節対戦カード
10月31日(水)
鹿島 – C大阪
11月2日(金)
湘南 – 清水
11月3日(土)
川崎F – 柏
横浜FM – FC東京
磐田 – 広島
名古屋 – 神戸
浦和 – G大阪
11月4日(日)
札幌 – 仙台
鳥栖 – 長崎
【了】