セカンドトップにロイス。定着した4-4-2
仕上がりは順調のようだ。24日にチャンピオンズリーグのグループA第3戦を控えているボルシア・ドルトムント。迎え撃つのはアトレティコ・マドリーだ。スペインのみならず欧州屈指の強豪がやってくる。
ディエゴ・シメオネ率いるメガクラブとの一戦を前に、10月20日のブンデスリーガ第8節では、“最善のスパーリング”を行うことができたようだ。対戦相手はVFBシュトゥットガルト。前節対ハノーファー96戦を落として最下位に転落した古豪は、タイフン・コルクト前監督が解任され、マルクス・ヴァインツィール監督が就任したばかり。そんな新たな船出を、ドルトムントは、開始3分でひっくり返した。
マルコ・ロイスがペナルティエリア内でパコ・アルカセルにパスを出す。ベンジャマン・パヴァールの足に当たって跳ね返ったボールを、ジェイドン・サンチョが左足でねじ込む。ボールはインスーアの差し出した右足に当たって、ゴールに吸い込まれていった。
シュトゥットガルト戦でルシアン・ファブレ監督は[4-4-2]の布陣を選択。セカンドトップにマルコ・ロイスを配置するこのシステムは、完全に今季のドルトムントのスタイルとして定着している。
FWのポジションでは、パコ・アルカセルが今季初先発。スペイン代表FWは、23分にロイスが追加点を挙げたその2分後に、ショートカウンターから鮮やかなループ弾を決めている。スコアは3-0。前半の25分が過ぎた時点で、ほとんど勝負は決したと言って良かった。