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元英代表FW、がん闘病の末に亡くなった6歳少年との“友情の証”を腕に刻む

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャーメイン・デフォー
ジャーメイン・デフォー(左)とブラッドリー・ローリーくん(右)【写真:Getty Images】

 ボーンマスに所属する36歳の元イングランド代表FWジャーメイン・デフォーが、腕に特別な思いを込めて刺青を入れたようだ。19日に英紙『デイリー・メール』が報じている。

 デフォーが腕に刻んだのは「Brads」という文字。これは、2017年7月に6歳で亡くなったブラッドリー・ローリーくんとの友情を意味する。ブラッドリーは生後18ヶ月の時に小児がんの一種である「神経芽細胞腫」と診断され、一旦は病気を克服したが2016年7月に再発。2017年6月に余命数日の宣告を受け、同年7月に亡くなっている。

 ブラッドリーくんとデフォーの親交は2016年9月から始まった。当時サンダーランドに在籍していたデフォーは、サンダーランドファンのブラッドリーくんを抱いてピッチに登場。クラブのマスコット的存在になっていたブラッドリーくんに対し、スタンドのサポーターは「私たちはあなたと一緒だ。ブラッドリーは一人じゃない」という横断幕を掲げている。

 その後、デフォーは何度もブラッドリーくんが入院する病院に訪れ交流を深めた。そういった経緯もあり、ブラッドリーくんの事を忘れないように腕に名前を刻んだようだ。

【了】

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