マンチェスター・ユナイテッド【写真:Getty Images】
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、マンチェスター・ユナイテッドの買収を計画しているとの情報が流れている。仮に投資を決めた場合、プレミアリーグや英国政府でも阻止するのは難しいと、18日に英紙『サン』が報じた。
同紙は「サウジアラビアがユナイテッドへの投資を決めれば、プレミアリーグは無力である」と伝えている。トルコのサウジアラビア総領事館で記者が殺害されたことから、サウジアラビアに対する不信感が強まっているが、同紙によれば「プレミアリーグは最終的に英国政府の指導に従うことになる」という。英国政府はビジネスへの影響を考え、サウジアラビアと良好な関係を保つために投資を妨げるような動きはしないとのこと。
ユナイテッドは先日、サルマーン皇太子によるクラブ買収計画について完全否定したと報じられている。しかし同紙は「ユナイテッドのオーナーを務めるマルコム・グレーザー氏は、ユナイテッドの株式の一部、または全てを売却する姿勢」であると伝えており、破談には至っていないという見解を示した。全てはサルマーン皇太子やグレーザー氏の気分次第となるかもしれない。
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