ポルティモネンセに所属する中島翔哉【写真:PORTIMONENSE SAD】
ポルトガル1部のポルティモネンセに所属する日本代表MF中島翔哉は現在、セビージャから関心を示されている。しかし、高額な契約解除金が設定されていることから、移籍は難しいかもしれない。18日にスペインメディア『Estadio Deportivo』が報じている。
東京ヴェルディやFC東京、カターレ富山などでプレーした中島は2017年からポルティモネンセに在籍しており、昨季はリーグ戦29試合で10得点12アシストを記録した。注目を浴びた中島は、ポルトガルの強豪ポルトやベンフィカ、ウクライナの強豪シャフタール・ドネツク、ドイツのクラブなど、複数のクラブから関心を示されている。
加入当初は契約解除金1000万ユーロに設定されていたが、今年1月に2000万ユーロへ上昇。現在は、4000万ユーロ(約51億4000万円)に設定されているとの情報もある。ポルティモネンセの株主であり、移籍案件にも関わるテオドロ・フォンセカ氏は「関心を示すクラブはたくさんあるが、契約は2022年まで更新され、契約解除金は4000万ユーロに再設定された。次の市場を待って、何が起きるか見てみよう」と語っている。
続けて「翔哉にとって、どの国が良いという優先順位はない。ただ、サッカー選手として成長し続けたいだけなんだ。ポルトガルの3強(ポルト、ベンフィカ、スポルティングCP)でさえも、その移籍金を支払うことはできない。セビージャが支払える金額とも思えない」とコメントしている。
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