影山雅永監督【写真:編集部】
来年のU-20ワールドカップ出場権をかけたAFC U-19選手権がインドネシアで開幕した。グループBのU-19日本代表は、19日にU-19北朝鮮代表との初戦に臨む。
U-19日本代表の影山雅永監督は初戦前日の公式記者会見後に囲み取材に応じ、「とにかく初戦にまずしっかり勝利をもぎ取るように、そういう準備をしてきたつもりです」と北朝鮮戦に向けて気を引き締めていた。
グループBには北朝鮮のほか、タイやイラクが同居している。影山監督も「悠長なことは言っていられるグループではない」と危機感を強く持っている。2位以内でグループを突破し、決勝トーナメントで一度勝てばU-20ワールドカップ出場権を勝ち取れるが、決して楽な戦いではない。
だからこそ、初戦で勝ち点3をつかんで勢いに乗ることが重要になる。特に19日の相手、北朝鮮は未知の部分が多いチームだけに、難しい戦いになることは必至だ。「タイとイラクに関しては大会を通じて彼らのプレースタイルを見ることができますけど、本当に初戦は難しい」と指揮官もゲームプラン作りの難しさを実感している。
「ゲームが始まってみないとわからない部分が一番警戒しなければいけないところかなと思うんですよ。どんな戦い方で臨んでくるのか、がっぷり四つでくるのか、それとも日本相手に特別な準備をしてきているのか、その部分をゲームが始まって早めに察知することが大事だと思います」
初戦で問われるのはピッチ上での対応力。ワールドカップ出場権の行方を左右しかねない北朝鮮との一戦は、日本時間の19日21時キックオフ予定となっている。
(取材・文:舩木渉)
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