フランス代表のキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
【フランス 2-1 ドイツ UEFAネーションズリーグ・リーグA第4節】
現地時間16日にUEFAネーションズリーグ・リーグA第4節の試合が行われ、フランス代表はドイツ代表と対戦し2-1の逆転勝利をおさめた。この試合で、19歳のフランス代表FWキリアン・ムバッペが驚くべき速さのドリブルを魅せたと、17日にブラジルメディア『the18』が報じている。
注目のシーンは試合開始して8分、自陣のペナルティーエリア右でパスを受けたムバッペが全力疾走。マークについたマッツ・フンメルスを振り切り、さらに味方とのワンツーパスからトニ・クロースも抜き去った。驚くべきはその速さ。同メディアによると、自陣のゴールから相手のゴールまで8秒間で到達したという。
陸上短距離の元金メダリストで“人類最速の男”と呼ばれたウサイン・ボルト氏に匹敵するスピードだ。ロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦では、60mの距離を7秒で走破したと言われている。文部科学省の『体力・運動能力調査』データによるムバッペと年齢の近い、高校生の50m走平均記録は、平成27年度の7.16秒が一番良い数字となっており、同選手はそれより10m長い距離を同じくらいの速さで、しかもボールを持ちながら走ったことになる。
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