日本代表の長友佑都【写真:Getty Images】
【日本 4-3 ウルグアイ キリンチャレンジカップ2018】
日本代表は16日、キリンチャレンジカップ2018でウルグアイ代表と対戦し、4-3で勝利を収めた。
この日、森保ジャパンとして初出場を果たした長友佑都は中島翔哉と左サイドで縦の関係を築いた。3月の欧州遠征以来となる背番号10とのコンビ。その中で意識したことは「どれだけ気持ちよくプレーさせるか、負担なくプレーさせるか」と背番号5は話す。
その結果、中島は堂々としたプレーで攻撃陣を活性化させた。長友は「彼がね、それで楽しんでくれたなら、僕の任務も少しは達成できたのかなと思いますけど」と自身のプレーを振り返っている。
また、ロシアワールドカップ(W杯)でも主力として活躍した長友は、前線の3人(中島、南野拓実、堂安律)について以下のようにコメントしている。
「たぶん僕、(今回)選ばれてなくても、試合に見に来たいなってくらい、そのくらいのいいイキイキしたサッカーしてた。いや、うまいし速いし、これ日本代表面白くなるんじゃないですか。ちょっとW杯終わってね、やっぱりすぐサッカー熱というか、1つのお祭りみたいな形ですぐ冷めてしまうんですよね。本当にW杯1年前くらいのような僕はイメージがあってね、もう、日本代表またここから盛り上げていかなければいけないってなった時に、あの若い選手たちがこれだけ勢いを持ってると、今後また日本代表サッカーの熱っていうのがね、人気ってのがまた続いていくのかなと。
そういうところも含めて嬉しいですね。一サッカー選手としての立場だけじゃなくて、監督の立場だったりね、サッカー協会の会長さんの立場だったり、言ってみればファンの立場だったり。そういう目線から僕も今後日本代表を見ていきたいなと思ってね。その客観的な部分でまた見れれば、プレーも変わってくるだろうし、後輩たちとの接し方も変わってくるだろうし、ちょっとまた客観的に日本代表を選手ですけどね、見ていく力が自分自身、ほしいなと思います」
日本代表の中ではベテランの域に達してきた長友。長年、日の丸を背負って戦ってきた同選手は、今回のウルグアイ戦をある試合と照らし合わせている。その試合こそ、アルベルト・ザッケローニ体制時代の対アルゼンチン戦である。
「ザッケローニさんの時の最初の1、2年のような勢いがね、この日本代表にはあるんじゃないかなって思う。アルゼンチン戦もそうでしたけど、本当にあの時と同じような、もっと言えば、もっといい試合ができたんじゃないかなって思う」
ウルグアイ戦の勝利により、森保ジャパンは3戦全勝とした。長友らロシアW杯組、そして南野らの新たな戦力との「融合」は、着実に進んでいる。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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