長友「これまで以上の刺激をもらっている」
森保一監督率いる新体制の初陣だった9月のコスタリカ戦に続いて、12日のパナマ戦も3-0で勝利し、順調な滑り出しを見せている日本代表。これまで攻撃陣を支えてきた本田圭佑や岡崎慎司、香川真司のビッグ3不在の中、南野拓実や伊東純也といった新戦力が結果を出し、19歳の冨安健洋がA代表デビューを果たすなど、森保ジャパンには確かに新たな風が吹いている。
13日の新潟市内での最後のトレーニングでも明るいムードが漂っていた。前日負傷交代した伊東は欠席したものの、それ以外の22人の表情はこの日の天候のように晴れやかだった。
そんな若手中心の戦いぶりをベンチから見ていたロシアワールドカップ組の筆頭が32歳の長友佑都だ。2008年5月のコートジボワール戦で日本代表初キャップを飾ってから国際Aマッチ出場109試合を数えるベテランサイドバックは素直に「見ていて気持ちがよかった」と前向きに評価した。
「若い選手たちが躍動して結果を出してくれるのはホントに嬉しいし、僕自身もこれまで以上の刺激をもらっている。成長しないと若手に追い抜かれるんだという危機感が芽生えるし、いい感情でした」と言うように、4年後のカタールワールドカップを「通過点」と位置づける男は、16日の次戦・ウルグアイ戦と2019年1月に迫ったアジアカップに向けて、より一層モチベーションを高めたようだ。
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