権田修一【写真:Getty Images】
【日本 3-0 パナマ キリンチャレンジカップ2018】
日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦し、3-0で勝利を収めている。
この日、森保一監督が守護神に指名したのは、サガン鳥栖で活躍する権田修一だった。ただ、同試合ではほとんどピンチを迎えることなく、権田の出番はほぼ無かったと言っていい。
「平和で良かったですね、今日は。GKにとってはまず失点しないことが第一なので、これくらいやっぱりディフェンスというか、チームみんなが走ってくれて、やってくれると、ほとんどシュートも来ていないですし、クロスにしても中で体を張って跳ね返してくれているので、やっぱりこれが今の日本のディフェンスの良さなのかなと」と背番号12は試合を振り返っている。
そして、同選手が日本代表としてピッチに立つのは2015年3月27日(チュニジア戦)以来、約3年7ヶ月ぶりだ。
「うちの子5歳なので、その頃は1歳くらいだったということなので、子供が相当成長するくらい時間が経っている。ただ、僕がやっぱり思うのはサッカーはサッカーですし、サガン鳥栖でも、昔いたFC東京でも、ホルンでも、日本代表でも、どこでやってもサッカーはサッカーで、代表に来たからいきなりうまいことはできないし、じゃあサガン鳥栖だから何かが急にできるわけじゃないし、何かができなくなるわけではないので、僕はとにかく、変な話緊張もしなかったし、緊張しているように見えていたらあれなんですけど、結構普通にいつもの感じで出来たかなと思うので。
でも僕はそこを常にやり続けることを求めたいし、どんな舞台、これがワールドカップの決勝だとしても、自分が平常心でいつも通りのパフォーマンスができることをやりたいし、それをやるために普段から常にどれだけ真摯にサッカーに取り組むかというのは、この3年くらいも変えずにずっとやってきたつもりなので、そこの部分はこれからサッカーをやり続ける限りはずっとテーマというか、自分の中で大事にしてやっていきたいなと思うので、代表戦で緊張してそうだったら、『どうしたんですか?』って聞いてもらえたら」と久々の日本代表での出場を振り返っている。
また、日本代表の変化については「シンプルにみんなが敬語になったことくらいじゃないですか。若い選手が増えたので、昔は僕がほぼ敬語で喋っていたのが、逆に敬語で話しかけられる選手が増えたというくらいですかね。
やっぱり日本代表の選手は、どんな時でも上手いし、昔は昔でみんな上手い選手が入っていたし、今は今で若いかもしれないですけど、みんなやっぱり本当に上手いので、ここでずっとサッカーをやっていたいなと思えるし、この高いレベルでサッカーを出来る選手というのは、今回も23人しかいないので、ここにこうやって選ばれていることを幸せだと思って、次も選ばれるように、こうやって明日の練習でまたアピールしなきゃいけない、明後日の練習でアピールしなきゃいけない。
それをとにかくやり続けないと、このみんな上手い人の中でサッカーはできないので、そこはこれからもずっとやり続けられるように、高いレベルでサッカーができるように、やり続けたいなと思います」とコメントを残している。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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